名刺を作るときに避けたいデザインとは?印刷の視点から解説

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名刺を作るときに避けたいデザインとは?印刷の視点から解説
名刺は、相手に自分や会社を印象づける大切なコミュニケーションツールです。
「デザインはきれいなのに、仕上がりを見ると何だか違和感がある」
そんな経験はありませんか?
その原因の多くは、印刷工程特有の“ズレ”を考慮していないデザインにあります。
今回は、名刺制作で特に注意したい「避けたほうがよいデザイン」と、その理由を印刷のプロの視点からご紹介します。
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枠線(テキストボーダー)のあるデザインは要注意
名刺に枠線(外枠のライン)を入れるデザインは、
整った印象や安定感を与えるため、デザイン上は魅力的に見えることがあります。
しかし、印刷物としてはあまりおすすめできないデザインのひとつです。
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なぜ枠線デザインが問題になるのか?
印刷には「裁断ズレ」が必ず発生する
すべての印刷物は、印刷後に仕上がりサイズへ裁断されます。
その際、機械による裁断の特性上、**0〜2mm程度の裁断ズレ(裁断誤差)**が発生します。
これは不良ではなく、印刷工程上どうしても避けられない現象です。
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重要な要素は裁断線から内側2mmが基本
ロゴ・イラスト・文字など、切れてはいけない要素は、
仕上がりサイズの裁断線から最低でも内側2mm以内に配置する必要があります。
そうすることで、裁断ズレが起きても、
情報が欠けたり、切れてしまうリスクを防げます。
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枠線デザインがズレて見える理由
枠線を名刺の外周ギリギリに配置すると、
裁断ズレが発生した場合、次のような問題が起こります。
* 枠線が片側だけ太く見える
* 一方に寄っているように見える
* 全体のバランスが崩れる
ほんの1mmのズレでも、人の目には意外とはっきり違和感として映ります。
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枠線を使いたい場合の対策
どうしても枠線を入れたい場合は、
外周いっぱいに配置するのではなく、十分内側に入れることが重要です。
おすすめの配置方法
* 枠線を裁断線から3〜5mm以上内側に配置
* 細すぎる線は避け、やや太めに設定
* 四辺すべてが均等に見える余白を確保
こうすることで、裁断ズレの影響を受けにくくなり、
安定感のある仕上がりになります。
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まとめ:印刷を前提にしたデザインが完成度を高める
名刺デザインでは、見た目の美しさだけでなく、
印刷・裁断工程を想定した設計がとても重要です。
* 裁断ズレは必ず発生する
* 重要な情報は内側2mm以上に配置
* 外枠デザインは慎重に検討する
このポイントを押さえるだけで、仕上がりの印象は大きく変わります。
「デザインはきれいなのに、なぜか安っぽく見える」
そんな失敗を防ぐためにも、ぜひ印刷目線を意識した名刺作りを心がけてみてください。

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